シリコン含有スプレー使用時の注意

愛車のメンテナンスを行う時に使用する、潤滑剤や錆止め剤、艶出し剤等のシリコン含有スプレー使用時の注意点をご説明いたします。

潤滑剤や錆止め剤、艶出し剤等の多くにはシリコン(ケイ素高分子化合物)が含まれています。実はこのシリコンが原因で電装品が故障してしまうことがあるのです。
シリコンが電装品の電気接点に付着した場合、電気を通さない物質である二酸化ケイ素皮膜を形成して電気が流れなくなってしまうことがあります。
せっかくのメンテナンスも電装品が故障してしまったら台無しですね。
そうならない為にもシリコン含有スプレーを使用する際には、以下の注意点をお守りください。

  1. 絶対に電装品に直接噴射しないでください。
  2. 電装品の近くで噴射する際には、電装品にカバーをかけてください。
    例として、下図の赤丸部及びその周辺に噴霧する際は必ずカバーをかけてください。
  3. 噴霧後、電装品付近にシリコンが残っていると、蒸発したシリコンが付近に淀んで電気接点に付着する場合があります。噴霧後に布等でシリコンを拭き取るようにしてください。
  4. 電装品から離れた場所への噴霧についても周辺に飛沫が飛び散ることがあります。噴射量は必要最小限として、周囲にシリコンが飛び散らないようにしてください。

何気なく使っていたメンテナンス用品でも、意外と気を付けなければならないことがあります。普段のメンテナンス方法等でも気なることは何でもお気軽に東京スバルまでご相談下さい。スタッフ一同お待ちしております!