低燃費タイヤ

最近、テレビのCM等で低燃費タイヤ(エコタイヤ)の紹介が数多く流れております。
従来のタイヤと比較して何が違うのか、簡単ではございますが解説させて頂きます。

★低燃費タイヤとはそもそも...?

従来のタイヤと比べ、良く転がる(転がり抵抗が少ない)タイヤのことです。
良く転がる=少ないエネルギー(動力)で走行できる=燃費向上!
すると・・・
無駄な燃料を使わなくて済む=CO2(二酸化炭素)の排出量が減り環境への負荷も抑えられる=環境負荷低減!
このような効果が期待される、お財布にも地球にも優しい優等生なのです。

★転がり抵抗が少ないとグリップ力も低下して止まりにくくなるのでは?

困ったことに転がり抵抗が小さくなるとグリップ性能(ウエットグリップ性能)も低下します。
その問題を解決すべく、タイヤメーカー各社が「転がり抵抗低=ウェットグリップ性能低」という課題に日夜取り組んでおります。

業界団体では、この2つ性能に対するガイドラインを設け一定の基準を満たすものを「低燃費タイヤ」とすると共に、消費者にわかりやすく情報を提供する為【ラベリング制度】を実施しております。

【ラベリング制度】では転がり抵抗性能ウェットグリップ性能を等級別に表示、①転がり抵抗性能がA以上 であり且つ②ウェットグリップ性能がa〜dの範囲内のタイヤを低燃費タイヤと定義しております。 イメージ
※転がり抵抗係数12.0以上/ウェットグリップ性能が110以下のタイヤはこの制度の対象外です。


タイヤの表示例

●低燃費タイヤの場合
イメージ 例1)転がり抵抗性能 AA
   ウェットグリップ性能 c
●低燃費タイヤでは無い場合
イメージ 例2)転がり抵抗性能 B
   ウェットグリップ性能 b

メーカー各社がタイヤ性能について独自の技術で凌ぎを削っておりますが、消費者がわかりやすいようラベリング表示によってグレードを差別化しております。

タイヤの銘柄によってラベリングのグレードや小売価格もさまざまですが、東京スバルでは、各種取り扱いメーカーより性能、経済性等、お客様のニーズに合ったタイヤをご提案させて頂きます。

低燃費タイヤに限らず、タイヤは安全性はもとより、走行性能、環境性能、快適性にもかかわる部分です。
消耗したタイヤ、経年によりゴムの劣化したタイヤ等、を装着されている場合、是非、お気軽にサービススタッフにご相談ください。

また、燃費向上を狙うには、低燃費タイヤを装着することも一つの手段ですが、他にも燃費向上に有効な取り組みがあります。
お財布と地球に優しいECOな安全ドライブを楽しんで頂ければ幸いです。