エンジンがかからないとき

今回はお出かけしようと思った時に、エンジンが掛からなかった時の対処法の一部を、お話したいと思います。

「エンジンが掛からない」と言っても、色々なケースが考えられます。
A.車両のバッテリーがあがってしまった時
B.アクセスキーのバッテリーがあがってしまった時(プッシュスタート車)
C.その他、車両が故障している時

Cは、かなり大まかな表現になりましたが、A・B以外でご自身でエンジンが掛かる様にするのは非常に困難かと思いますので、お近くのスバルディーラーにご連絡を頂ければと思います。ここでは、A・Bのケースについてご紹介します。


A.車両のバッテリーがあがってしまった時

車両のバッテリーがあがってしまうと、エンジンを掛けようとキーを「ST」位置まで廻した時(プッシュスタート車はブレーキを踏んでスタートスイッチを押した時)に

・ 「ギュルッ、ギュルッ」と普段より重い感じでスタータモーターが廻り、エンジンが掛からない

・ 「カチカチ」と非常に軽い音がして、やはりエンジンが掛からない

・ うんともすんとも言わず、何も起こらない(この状態だとキーを「ON」にしてもメーター照明が点かない事もあります)


この様な感じでエンジンが掛からなくなってしまいます。これは車両バッテリーが放電してしまい、エンジンを掛ける為の電力が不足してしまっている状態です。こうなると、バッテリーを新品もしくは充電されているバッテリーに交換するか、外部(他の車両等)から電力を貰わなければなりません。ここでは、他の車両から電力を貰う方法をご紹介します。

 準備するもの
・ 救援車(ご自分の車両よりも同じか大きい車両)
・ ブースターケーブル
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ケーブルには色々と種類が在りますが、80〜100A/12V用相当以上の物をご用意下さい。
容量が不足していると掛けられない場合があります。

① まず、上記の様な症状が起きたら、ご自分の車両よりも同じか大きな車両にお乗りのお友達やご家族の方から車両を借りてエンジンルーム同士を近づける様な位置に駐車しエンジンを切ります

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② 次にご自分の車両と救援車のバッテリーをブースターケーブルで接続します

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(ⅰ)赤いブースターケーブルの一方を自車のバッテリー(+)端子につなぐ

(ⅱ)赤いブースターケーブルのもう一方を救援車のバッテリー(+)端子につなぐ

(ⅲ)黒いブースターケーブルの一方を救援車のバッテリー(-)につなぐ

(ⅳ)黒いブースターケーブルのもう一方を自車の車体(バッテリーから離れたボルト等)につなぐ

*ケーブルをつなぐ時に火花が飛ぶことがありますので、よく注意して行って下さい

③ 救援車のエンジンを掛けます

④ ご自分の車両のキーを廻してエンジンを掛けます(救援車のエンジン回転を少し上げると掛かり易くなります)

⑤ ブースターケーブルを外します(接続時と逆の順序で外します)

車両バッテリーがあがってしまった時には、この方法でほぼエンジンは掛かります。

B.アクセスキーのバッテリーがあがってしまった時

プッシュスタート車でアクセスキーのバッテリーがあがってしまうと、車両バッテリーが元気な状態でもエンジンのコンピューターが鍵を認識出来ずに、スタートスイッチを押してもエンジンが掛からなくなってしまいます。また、リモコンキーでドアロックの開閉も出来なくなります。この時にエンジンを掛ける方法をご紹介します。

① ブレーキペダルを踏みます(エンジンが掛かるまで踏み続けて下さい)

② アクセスキーをキーのボタンを手前にして、スイッチにかざします

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③ スイッチのランプが点いたら、スイッチを押します

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この方法でエンジンが掛かれば、アクセスキーのバッテリーがあがっていますので、交換が必要になります。

長くなりましたが、エンジンが掛からなくなってしまった時には、慌てずにこれらの方法を試してみて下さい。また、これ以外でも何か困った事や疑問がありましたら、いつでもご来店・お電話を。スタッフ一同お待ちしております。