タイヤローテーション

今回はタイヤローテーションについてお話しさせて頂きます。

タイヤは車が走行すると、タイヤが路面との間で滑りを生じ、この摩擦力によってタイヤの表面は摩耗していきます。
この摩耗を均一にさせて、タイヤの寿命を延ばすためにタイヤの取り付け位置を入れ替えます。
これを「タイヤローテーション」といい、効果は
①タイヤの偏摩耗の防止、②ライフ(寿命)のアップ、③疲労度の均一化
など、さまざまな効果があります。
またタイヤローテーションの方法ではタイヤの回転方向に指定がある場合とない場合ではタイヤの入れ替える位置が変わります。
回転方向指定のタイヤ   ⇒ 前後のタイヤの位置交換
回転方向指定以外のタイヤ ⇒ 前輪と後輪を左右クロス
と方式が変わります。このことは取り扱い説明書の車の手入れのページにも記載がされています。

参考にタイヤローテーションをしないで、12,000Km走行したタイヤの写真のご覧頂けますでしょうか。

ローテーションしなかったタイヤ
ローテーションしなかったタイヤ
ローテションしたタイヤ
ローテションしたタイヤ

「ショルダー部」と呼ばれるタイヤが直接接地する面の側面に当たる部分の摩耗に大きな差が出ています。
このように摩耗させないためにタイヤの長寿命化を計るには下記内容の実施をお願いしております、
 ① 5,000Km走行程度のタイヤローテーション
 ② 月に1度の適正な空気圧の点検・調整
 ③ 日常のタイヤの点検

簡単ではありましたが、タイヤローテーションについてお話しをさせて頂きました。
タイヤローテーション作業は車検・12ヶ月点検時などタイヤ摩耗状態を点検し、必要であれば実施をさせて頂いておりますので、点検でのご入庫をお待ちしております。