東京スバルレーシング2024
Rd.1 スポーツランドSUGO

東京スバル TOKYO SUBARU Racing

TOKYO SUBARU Racing GR86/BRZ Cup 2024参戦記 #1

2024シーズン開幕戦を劇的勝利で飾る!
シリーズ連覇に向けて好発進!

東京スバル 昨シーズン参戦初年度でシリーズチャンピオンを獲得

TOYOTA GAZOO RACING GR86/BRZ Cup 2024
シーズンの開幕戦が
5/11(土)~12(日)にかけ
宮城県のスポーツランドSUGOにて開催されました。
昨シーズン参戦初年度でシリーズチャンピオンを獲得した
東京スバルレーシングですが、
2年目の今シーズンもフル参戦し、シリーズ連覇を目指します!
また今シーズンから、東京スバルレーシング・
チームマネージャー石井が毎戦終了後に
「参戦記」を書いていきますので、どうぞよろしくお願いします!

2024年5月8日(水):曇り

いよいよ2024シーズンの開幕戦を迎えました。
開幕戦に派遣したメカニックは、鈴木 一紀(東村山店)と福田 聖也(立川店)です。
鈴木は昨年の第3戦 もてぎに続き2回目の派遣、福田は初参戦となりますが、チーム最年少のムードメーカーとしてチームに貢献してくれると思います。
この2名に、全国ディーラーメカニック派遣から伊藤 歩(神奈川スバル)を加えた3名で1号車・井口卓人選手の車両を整備していきます。また、千葉スバルレーシングには、千葉スバルから増田 翔平とZAW HTET(ゾウ タイ)が、全国ディーラーメカニック派遣から八木澤 和志(福島スバル)の3名で久保 凜太郎選手の車両を整備していきます。

東京スバル 開幕戦のメカニック

この日は朝から東京を出発、15時にサーキット入りをして、テントを設営。翌日以降の走行に備えた準備をして終了となりました。

2024年5月9日(木):晴れ

午後から3本のスポーツ走行が予定されていましたが、東京スバルレーシングの井口選手はSUPER GTのテスト走行のため、この時点では現地入りしておらず、この日は千葉スバルレーシング・久保選手の車両をサポートすることとなりました。昨日、顔を合わせたばかりのメカニック同士が、車両の整備を通じて徐々にコミュニケーションを取り、チームとして仕上がっていくのが見られるのはディーラーチームならではで面白いところです。
また、ワンメイクレースは予選・決勝日にはそれほど整備することがないのですが、スポーツ走行や専有走行がある木曜日・金曜日は車両のセッティングや部品の交換作業といった整備を多く行うので、メカニックの作業風景が見たいという方は木曜日や金曜日にサーキットへお越しいただくのがオススメです!

東京スバル SUPER GTのテスト走行

東京スバル スポーツランドSUGO

2024年5月10日(金):晴れ

この日から井口卓人選手が合流しました。
そして、今シーズンから新しく着用するレーシングスーツを初披露!昨シーズンは黒を基調としていましたが、今シーズンは白を基調とした迷彩柄となり、サーキットでもとても目立つ色に変更されました。皆様、実はこのレーシングスーツのデザインは久保選手が担当しました!とてもかっこいいですよね!

東京スバル 迷彩柄のレーシングスーツ

その真新しいレーシングスーツに身を包んだ井口選手が開幕戦の初走行を迎えます。
午前の特別スポーツ走行ではトップから0.309秒差の1分35秒974をマークして4番手。
さらに、午後の専有走行でもトップから0.261秒差の1分35秒662の5番手とどちらの走行も状態は良く、好位置をキープしました。特に、午後の専有走行では念入りに13周ほど走行して手ごたえを確かめていました。
一方、金曜日のメカニックたちは大忙しです。走行前の車両整備から始まり、走行中はピットインの際にタイヤ交換・エア調整などを行い、走行が終了すると、今度は事前車検のため、車検場に車両を持ち込み違反がないか検査をしてもらいます。さらに事前車検後は明日の予選に向けて、オイル類を交換したり、クラッチフルードのエア抜きをしたりと休まるところがありません。それでもメカニックたちはしっかり18時までに作業を終え、帰路につきました。そして、明日はいよいよ公式予選。抜きどころが少ないSUGOでは少しでも上位のグリッドを目指したいところです。

東京スバル 開幕戦

東京スバル スポーツランドSUGO

2024年5月11日(土):晴れ

本日も快晴のSUGO。気温は手元の温度計で26℃まで上昇し、路面温度も40℃まで上がりました。予選時のタイヤの内圧調整が明暗を分けそうな状況です。

メカニックは予選に使用するタイヤにマーキングをするために朝から始動していました。
昨日の専有走行でも良いタイムが出ていたので、大きなセッティング変更はなく静かに予選まで待機します。そして迎えた公式予選。ピットロードの一番出口側のピットを使用しているため、予選開始と同時に井口選手と久保選手が出ていき、タイムアタックに入りました。1周勝負のタイムアタックは、井口選手がトップから0.269秒差の1分35秒624で4番手・久保選手がトップから0.618秒差の1分35秒973で14番手となりました。トップから1秒以内に20台がひしめき合う厳しいレースは見守る側としても毎回ハラハラします。予選を終えた井口選手は「前日と同じような感覚で同じようなタイムで走行出来たので、まずは良かったです。」とコメント。井口選手はブリヂストンタイヤ勢の中でトップタイムでしたが、上位3人はダンロップタイヤを使用しているので、決勝ではタイヤの性能の違いで順位変動が起こりそうな予感です・・・。

東京スバル SUPER GTの予選

東京スバル スポーツランドSUGO

2024年5月12日(日):晴れ

この日も雲が多いものの、時折見せる太陽の日差しが痛く感じるほどでした。
決勝の朝はまず予選後から保管されている車両を取りに行くことから始まります。
そして、戻ってきた車両を決勝までの間に最終チェックを行い、その後は、井口選手へと託します。

東京スバル

そしていよいよグリッドへと向かいます。
いつ来てもスタート前のグリッドには緊張感があり、ドキドキするものです。
(このGR86/BRZレースはグリッドへ来ることも可能ですので、皆様もぜひ来てみてください!)
最後に井口選手へエールを送り、グータッチをしてグリッドをあとにしました。

東京スバル

ピットへ戻り、スタートの時を待ちます。
フォーメーションラップ後、マシンが隊列に並びグリーンフラッグが振られるとレッドシグナルが灯ります。
レッドシグナルがブラックアウトすると各車一斉にスタート!
井口選手は4番手から抜群のスタートで1台かわし、3位へ浮上。早くも表彰台圏内を走行します。

東京スバル

その後、数周に渡り2位の車両にプレッシャーをかけながらオーバーテイクのタイミングを伺っていました。
最終コーナーの立ち上がりが良く、ストレートでスピードに乗る井口選手は6周目に入ったところで、インをつき2位へと浮上します。さらにペースの良い井口選手は1位の選手にピッタリと背後につきプレッシャーをかけ続けました。それでも抜けそうで抜けないのがSUGOサーキット。お互いクリーンなバトルを繰り返しながらファイナルラップへ突入します。井口選手も「正直2位でも良いと思っていた。」とレース後に語っていたように、このまま2位で終了するかと思われましたが、ファイナルラップの最終コーナーを抜群の立ち上がりで最後のストレートへ進入すると、チェッカー直前の最後の最後でほんの僅かにかわし、0.053秒差で優勝を勝ち取りました!私自身も長いこと色々なレースを見ていますが、これほど僅差で、しかも最後に逆転するドラマの様な展開は初めて味わいました。(正直、大興奮でした!!)

東京スバル

思い起こせば、昨年のチャンピオンが掛かった最終戦で大クラッシュによりマシンは大破しました。
そこから東京スバルの板金部隊とメカニック、そして佐野さんをはじめとするプロメカニックの方たちが修理を行い、今シーズンに挑みましたが本当にマシンは昨年のパフォーマンスを出せるのだろうか・・・と正直不安を抱えたまま迎えたSUGOでした。富士でクラッシュの後に転がり込んできたシリーズチャンピオンに続き、SUGOでもまさかこんなドラマティックな幕切れが待っているとは誰も想像出来ませんでした・・・。
(毎戦、ドラマあり過ぎです・・・。)

もちろん、SNSの投票で「1」を付けることを決めていただいたファンの皆様の想いも乗せて走っています。
井口選手とともに、今シーズンもシリーズチャンピオン獲得に向け「超全力」で頑張りますので、引き続き応援の程、よろしくお願い致します。

東京スバル 東京スバルレーシング

次戦は、井口選手の地元のオートポリスで開催されます。
東京スバルからは、杉山 晴流(青梅店)/田中 祐也(中野店)を派遣して挑みます!
次回の参戦記もお楽しみに!

東京スバルレーシング
チームマネージャー 石井

※一部画像提供:益田和久カメラマン