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ワイパーラバーについて

今回は雨の日の運転では欠かせないワイパーに取り付けられている「ワイパーラバー(ワイパーゴム)」について、ご説明します。

ワイパーの基礎知識

ワイパーラバーとは、ワイパーの先端部分に備わっており、ガラス面に密着して雨などの水分を拭き取る部品です。しかし、ゴム部品なので紫外線や凍結などで自然劣化しやすい部品となります。劣化するとラバーが損傷し拭き取りが悪くなります。

※正確には拭き取るではなく、ガラス面の水分を均一に伸ばして薄く膜を作ることで視界を確保しています。以下、一般的な「拭き取る」と記載させていただきます。

ワイパーラバー

ワイパーは、セーフティーチェック・法定12ヵ月点検時に点検を行っており、車検時では保安基準を満たしているか確認しております。

保安基準の「窓ふき器」で定められている内容を要約すると、車のフロントガラスにはワイパーを搭載されていなければならず、左右にある場合は同時に動かなければなりません。また、ワイパーに老化または著しい損傷によりその機能を十分に果たせないと判断された場合、車検に合格できなくなります。

ワイパーラバーに関しても著しい破損、劣化が見られ機能を果たさない場合は保安基準適合外とみなされます。

※リヤガラスには、フロントガラスの様な規程が無い為、リヤワイパーが損傷していても車検は通ります。しかし、後方の視界を確保する為にはフロントワイパーラバーと同様に定期的に交換をお勧めします。

ワイパーラバーの寿命チェック方法

ワイパーラバーの平均寿命は約1年とされ、環境によっては半年とかなり短いスパンで劣化することもあります。ワイパーラバーの劣化については以下のような方法でチェックします。

ワイパーを動かしてチェック

ワイパーを作動させ、水滴を拭き取った後に「ガラスに水のスジが入っていないか」「水が残っていないか」「拭きむらが出来ていないか」確認。

ワイパーラバーを目で見てチェック

目視して直接ワイパーラバーの状態を確認し、ツルツルした表面がザラザラ・ひび割れしていないか確認。
紫外線などにあたり続けて劣化するとラバーは硬化し裂けやすくなります。

作動時の音を聞いてチェック

ワイパーを作動させた時、ガガガと音を立てて動き、時折ギュギュという摩擦音がしないか確認。

以上の方法でチェックを行い、該当する異常があればワイパーラバーは劣化しています。

拭き取り具合の点検やワイパーラバーの交換時はお気軽に東京スバルへご相談ください。
ごく一部ですがワイパーラバーについて説明させていただきました。今後もより良いカーライフをご提供出来たら幸いです。

ワイパーラバー