知っておきたい花粉被害

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10年2月 知っておきたい花粉被害
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まだまだ寒い季節ですが、節分が過ぎると春の足音が聞こえてきます。気持ち的にもウキウキし始める季節ですが、「1年の内でこの季節がもっとも嫌い」と言う方は多いのではないでしょうか。それは花粉との戦いの始まりの時期に当ります。
日本人の約25%が花粉症に悩まされているとも言われていますが、幸いにも私は花粉症では有りません。が、しかし毎年毎年この時期整備車両に積もった花粉を見ると目がかゆくなり、鼻水が止まらない状態になっています。(実は花粉症なのでは・・・ですが気合で毎年乗り越えています。)
今回はこの時期自動車のボディに及ぼす花粉の被害のメカニズム及び処置方法を簡単ではありますがご紹介いたします。

花粉被害発生のメカニズム

 
この時期車の上には大量の花粉が体積します。
その一粒一粒がカプセル状になっており中身はアミノ酸でいっぱいです。上写真は実際積もった車両でこの様になります。
1月〜3月にかけて関東地方の降水量は1年を通じて少ないですが、結露などの水分を利用し固まり、更に水分を花粉細胞内に取り込んでいき、どんどん膨らんでいきます。
花粉のカプセルが膨らみに耐えられなくなるとカプセルが割れ中からアミノが出てきます。更にこの時期雨も少なく寒いので、洗車も疎かになりがちで、がボディにさらされる時間が延びる。

花粉成分のアミノにより、自動車ボディに酸性クレーターに似たシミのような物を作ります。シミをそのままにしておくと鳥糞害、虫害に匹敵する被害を及ぼします。修理方法としてはボディの磨き、ひどい場合は塗装し直しなんて事例もあります。
花粉被害の怖いところは、鳥糞や虫などは見た目汚れているので直ぐに洗車するのですが、見た目黄色く見えホコリや、この時期ですと、黄砂にも見え洗車されずにいるケースが多いようです。
予防方法としてはボディコーティングもありますが、外的要因によるシミ、クレーター発生のリスクを下げる程度で、絶対的に回避する事は出来ません。3月の花粉季節本番になってから洗車して花粉によるシミに気付く例もありますが、車が泥などで汚れていなくてもこの2月からこまめに洗車する事をお奨めします。


処置方法

軽度な花粉によるシミの落とし方を紹介します。

(1) まず付着している花粉をできる限り水洗いします。

(2) 洗車後、シミになっている部分を過熱しシミをふやかせて水ふきします。

右図はドライヤーにて加熱している様子です。約80〜90℃で2分〜3分加熱でふやけてきます。

お湯がある場合はタオル等の80℃〜90℃のお湯を浸し、シミがある場所を加熱しても同じ効果があります。

軽度のシミですと上記の方法でかなり落ちます。お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、かなり手間が掛かります。そうなる前に再三申していますが、こまめな洗車に尽きます。自動車は高価な物ですが、大半が野外で雨風にさらされています、皆様の財産を守る為にも洗車をする様にお願いします。



立川店 チーフメカニック 中野目 豊
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